インソール
始めに
インソールって何かご存じでしょうか。
インソールというのは靴の中の足に当たる中敷部分のことです。そして足にトラブルを抱えた方が病院で処方される義肢装具士さんが作製してくれるものを足底挿板とも言います。また当院は和歌山市内の病院の理学療法士の先生から紹介され、インソール作製のために来院する患者さんもいます。
どんな人が必要なの!?
この足底挿板、特別にその人ひとり一人に合わせた、いわゆるオーダーメイドのインソールが必要な人ってどんな人だと思いますか?
答えは、
外反母趾・内反小趾・偏平足・ハイアーチ・モートン病・有痛性外脛骨・腰痛・膝痛(O脚・X脚)・ねんざぐせ・外反扁平足、、、
というのはもちろんのことで、、
すべての人に使ってもらいたい程に必要なものです。
靴の選び方について
あなたは自分自身の正確な足のサイズを言えますか?靴のサイズではなく、足のサイズです。また、自分の横幅、いわゆるウィズが何サイズが知っていますか?そのサイズによって選ぶメーカー、デザインも変わってきます。
大半の方は足のサイズは左右で違います。数ミリ、もしくは0.5cm、つまり1サイズ違う方も珍しくありません。靴は左右対象なのに足は左右対称ではないんです。だからある程度はフィッテングが出来たとしても、完全にフィットする靴に出会えることはなかなかありません。
当院のインソール加工技術
既製品にも様々なうたい文句のインソールが存在します。人間それぞれ顔や体の形が違うのと同じで足裏も十人十色です。
それを出来る限り100%に近付けるのが、オーダーメイドインソールです。グラインダーで0.1ミリのレベルで調整を行います。
当院のインソールの加工技術を学びに大阪京都より見学、勉強に来る先生もおられます。
足は人間工学上最大の傑作
足の機能と構造はあなたが思っている以上に複雑で、そしてとても重要なパーツです。かのレオナルド・ダ・ヴィンチの名言のひとつにこのような言葉があります。
足は人間工学上最大の傑作であり
そしてまた最高の芸術作品である
有名な言葉なのでどこかで聞いたことがあるかも知れません(あっ!僕の整骨院HPにも書いてます)が、足というのはカラダの中でとても重要なところです。
A級フットケアトレーナーとして
僕はA級フットケアトレーナーとしてインソール作製の他に靴のアドバイスや、足に関する疾患を専門家として積極的に取り組んでいます。
インソールを作らずとも正しい靴選びをするだけで悩みが改善することもあります。 インソールを作るのは、靴だけでは改善しない症状の場合や、足をより良い環境にしていきたいと考えている方、インソール(足底挿板)療法がもっとも適応と考える症状の方です。
ここまで書いておいてこんなことを言うのも何ですが、僕と患者さんの共通認識として、常に頭の中に入れておかなければならないのはあくまでもインソールは単なる手段の一つであるということです。間違ってもインソールを作ることが目的になってしまってはいけないんです。それを忘れてしまったら僕はフットケアトレーナー失格だと思っています。
目指すところは足の環境の改善、常に患者さんのために最善の道を考えます。
歩行観察・分析
当院では患者さんへの歩行観察を行い、骨盤の動き、足の動き、足指の蹴り出し、肩の左右差、頭の揺れ方、すべての身体の歪みをチェックしていきます。
競技別の動きの分析
歩行は基本的な観察になりますが、当院は多くのスポーツ選手が訪れます。競技によって動きは十種十色ですので、その競技に合わせて分析をしていきます。
手計測の重要性
古典的な方法ですが、僕は手計測を当院は大切にしています。
例えば、デジタル血圧計。お手軽に誰でもボタンを押せば計れる文明の利器、大発明です。でも3回計ると3回数値が違うことが多いですよね。誤差がどうしても生じます。
僕はその誤差をできるだけ減らし、正確な数字を知りたいと考えています。それが患者さんへの有益な情報になると信じているからです。
足を測定する際は足長・足幅・足囲の三つを荷重時と非荷重時の両方を測り、そのデータを基に一番良いサイズとウィズを導き出します。
情報の視覚化
僕は歩行を診させていただくと、患者さんの足の裏がどうなっているのか手に取るようにわかります。(言い過ぎました、わからないこともあるときあります)
でも患者さん自身や付き添いの監督、コーチ、保護者の方にはなかなか難しいことが多いです。歩行を診るということはとても難しいんです。
でも情報としてできるだけ伝えたい、僕がフットプリントや歩行観察、サイズ計測や問診、視診で得た情報をフィードバックしたいと思い、このピドスコープを用意しました。これは動画を使い足裏を可視化することができます。
靴が合っていないと思われる方
①歩くと足の裏が痛い、よく疲れる。
②足の指がしびれる、足の裏に痛みが走る。
③内くるぶしの下の骨が痛む、出っ張っている気がする。
④親指、小指が内側に変形している。
⑤靴の中で指が当たって痛い。
⑥指が地面に着いていない気がする。
いずれかに当てはまる方は靴が合っていない可能性があります。
相談・問い合わせ先
なかなかいきなり電話をかけにくいなぁ、行くかどうかを決める前にちょっと聞きたいことがあるんだけどなぁなど、最初ってなかなか初めての場所に行きにくいことって多いと思います。僕もその一人です。
どんな些細なことでも気軽にご相談下さい。メール、LINEでの問い合わせフォームをご用意しています。こちらからお入り下さい。